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タイプG菌糸ビン 加藤氏オオクワガタ作出レポート2019

タイプG菌糸ビン 加藤氏オオクワガタ作出レポート2019

タイプG菌糸ビン 加藤氏オオクワガタ作出レポート2019_イメージ

トップブリーダー加藤氏寄稿

タイプG菌糸ビンによる

超大型オオクワガタ作出レポート2019

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トップブリーダー加藤氏寄稿

タイプG菌糸ビンによる
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超大型オオクワガタ作出レポート2019
菌糸ビン飼育の国産オオクワ89mm作出レポート
菌糸ビン飼育の国産オオクワ90mm作出レポート

加藤氏オオクワガタ作出レポート2019

加藤隆行氏


BE・KUWA 審査員

*美形コンテスト(記念回時)

*ホペイコンテスト(常時)

*ギネスコンテスト

KUWATAをはじめ各種雑誌への寄稿・紹介多数



今シーズンもタイプG菌糸ビンをモニターさせていただきました。

国産オオクワガタの飼育記録を報告します。

今回のテーマは2年連続で産卵させたメスの子と、一昨年羽化した新たな大型の87ミリオスと55ミリメスとのクロスラインの子の比較です。

2年連続のほうは、昨年88ミリを筆頭に大型が頻発した86×56インラインの組み合わせで、再度交尾はさせずにそのまままたコナラに産卵させた群です。

2年目の産卵はあまり良い結果にならないといわれていますが、実は今まで私自身も産卵させるのはその年一回きりで実際はどうなんだろうと思っていたテストです。

このラインは毎年オスの最大体長記録を更新していますので、筑紫KSの中でも、KS-Rとして区別しています。

オスの成虫羽化の結果を表に示します。

KS-Rのほうは再交尾をさせることがなかったので、産卵行動に移る時期も早く、クロスラインよりも初令幼虫回収が平均して2週間ほど早くなり、厳密な意味での比較とは言えないかもしれませんが、2年目産卵群でも昨年とほぼ同じ85ミリほどの大型平均体長を示し、最大は89.2ミリが無事羽化しました。

ただし、今期のオス体型は非常にばらつく結果となってしまいました。表の1,6,8,10番のように幼虫最終測定体重が36~39gあっても85~86ミリ程度でしか羽化しなかった個体がいます。

これは体は充分に大きくなっているのに、頭部がやや小さく、大あごが短いことによるものです。

こんなことがなぜ起きたのか、今まで筑紫KSは体や大あごががっちりしていることが特長で、オスの体型は次世代に遺伝することもわかっていたのですが、実はこれらの個体は800㏄1本目の菌糸ビンが突然劣化してしまったことが原因と考えています。

2令後期で菌床が劣化したことにより、幼虫は急いで頭の小さな3令に脱皮することを余儀なくされ、その後ビン交換により通常の成長を得て体そのものは大きくなれたものの、頭幅に制限を受け、成虫の頭部、大あごがやや小型化してしまったようです。

そういうわけで、これらの個体も2令時に早めに劣化した菌床を交換してやれればきっと立派なオスになれただろうと思うと、飼育の不手際により羽化個体も形が変わってしまうこともあるのだということを痛感しました。

幸いにも同腹兄弟では通常の立派な形で羽化したものもいるので、これらの個体も次世代しっかり飼育してやれば、もともと持っている遺伝子を充分に発揮させてやることは可能だと考えます。

クロスラインのほうは大型の87ミリオスを使った割には超大型は出なかったのですが、まあ満足する結果となっています。

回収時期が遅かったのか、1本目のビンでの成長がやや遅れ、2本目の交換時の体重が少なかったように思います。

そんな中でも、KS-Rラインでは今期89.2ミリという、私自身の飼育レコードを更新できたのはとても嬉しく思います。

私は「日本産オオクワガタ」だけが好きなわけでなく(もちろん順位でいけば1番ですが)、他の日本産、外国産を問わず珍しいクワガタムシ、カブトムシやハナムグリにも興味を持って飼育、採集をしています。

そんななか日本産オオクワガタの限られた少数での飼育でも毎年確実に楽しい結果を出せているのは、協力してくれるドルクスダンケさんとタイプG菌糸ビンのおかげだと思っているので、今後も飼育観察を続けていきたいと思っています。

今期も昨年羽化のKS-R 88.5ミリオスの子供たちが元気にタイプGの菌床を食べ始めています。


♂の成虫羽化の結果を表に示します。



菌糸ビンでの92mmオオクワガタ飼育データ表

菌糸ビンで羽化をしたオオクワガタ

2019年羽化♂89.2mm同腹兄弟販売中!
https://www.e-mushi.com/f/dorcus-ks.html


◆代表 坪内より


大型個体作出用の菌糸瓶として多くの方に、タイプG菌糸瓶をご愛用いただいています。

https://www.e-mushi.com/f/type-g.html

2016年当店で飼育し、今年羽化をしてきた個体からは、大型血統は♂平均サイズ78.9mm52.4%の80mmオーバー出現率!

今シーズンも、たくさんのご注文をいただいています。

タイプG菌糸瓶は、私自身が大型作出をさせる目的で テストと改良を重ねてきた菌糸ビンになります。

種親のDNA抜きには80mmを超えるオオクワを作ることはまず無理です。

そのDNAの持つポテンシャルを最大に引き出すのは菌糸ビンの質であることは間違い有りません。

DNAと最良の菌糸ビンが有ってこそ、初めて80mmを超えるオオクワガタを作ることが出来ます。

もちろん、80mmを目指していなくても、安心・安全に少しでも大きなオオクワガタに育てることが出来る菌糸ビンでもあります。

私自身が使いたいと作り上げたタイプG菌糸瓶が多くの方の元でも好結果が出ることを願っています。


★当店の超大型血統幼虫をご注文の皆様へ

超大型血統の種親はタイプG菌糸ビンにて飼育しています。


親と同じ環境(菌糸ビン)で育てた方が大きな成虫になると言われています。

タイプG菌糸ビン以外の銘柄では、幼虫が本来持つポテンシャルを発揮できない可能性が高くなります。


幼虫飼育には、タイプG菌糸ビンをお使い下さい。

https://www.e-mushi.com/f/type-g.html


2018年飼育レポート

https://www.e-mushi.com/f/4272.html

2017年飼育レポート

https://www.e-mushi.com/f/4196.html

2016年飼育レポート

https://www.e-mushi.com/f/type-g-kt_2016.html

2015年飼育レポート

https://www.e-mushi.com/f/type-g-kt_2015.html

2014年飼育レポート

https://www.e-mushi.com/f/type-g-kt_2014.html

2013年飼育レポート

https://www.e-mushi.com/f/type-g-kt_2013.html

2012年飼育レポート

https://www.e-mushi.com/f/type-g-kt_2012.html

2011年飼育レポート

https://www.e-mushi.com/f/type-g-kt_2011.html



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