瓶底に蛹室をつくっちゃった!!
羽化不全(綺麗に羽化が出来なくて羽が開いてしまっている状態)の原因は、菌床又はマットの劣化、過度の衝撃、湿気過多(蒸れ)、高温 等々いろいろありますが、特に瓶底に蛹室を作ってしまうと羽化不全になる、って話を良く聞きますよね。
なぜ瓶底に作ってしまうと孵化不全をしやすいかはよく分かりませんがたぶん蛹が微妙にいがんでしまうからではと思っています。
蛹は「成虫になるための鋳型」のようなものですよね。
蛹の中身は体液で、その体液が成虫へと変化していき、蛹の外側は皮として残ります。 鋳型であるその外側の皮が、堅い瓶壁面に直接接することで微妙にいがんでしまったら、中身も同じようにいがんで完成してしまうことになり、うまく形が整っていないのですから当然前胸側板もいがんだり羽が閉まらなくなるのではないでしょうか?
だとしたら、瓶底に作ったとしても、瓶底面剥き出しの状態でなければまだ安全に羽化出来る可能性があると思いませんか?
下の画像1.2.は、一見瓶底に作っているように見えますが瓶底面の一部のみ剥き出しになっていていますよね。
この状態でしたら3.のようにほぼ安全に羽化出来ます。
ちなみに、この画像の菌床は劣化をしていて、瓶底を心配する以上に、菌床の劣化が原因で羽化不全をしても不思議でない状態でしたが。。。(大汗)
もっとも危険な状態は、瓶底面、側面が剥き出し状態の蛹室です。
こちらの場合は、蛹がいがむのはみちろん、羽化をする時に蛹がうつ伏せになりますが、足がかりになる部分が無く反転出来ずに仰向けのまま羽化をしようとします。
仰向けの状態では、うまく羽化をすることが出来ませんのでかなりの確率で羽化不全になってしまいます。
瓶底、側面剥き出しの蛹室を運悪く作ってしまった場合は、通気を確保出来る角度で、かつ蛹が菌床又はマットに直に接することが出来、羽化時に反転出来る足場を確保出来るように瓶を逆さにして斜めに置いて頂くとかなり羽化不全を防ぐことが出来ます。
蛹又は前蛹(蛹室を完成して蛹になる直前の状態?幼虫がシワシワになっています?)の扱いに自信があるようでしたら人口蛹室へ移すのがベストです!
人口蛹室の作り方は、
園芸用のオアシス(ホームセンターに売っています)の中央を蛹の長さの約2倍、横約1.3倍 深さ約2倍に切り取り全体的に非常に緩やかなカーブになるように指で整形します。
その後水に10秒ほど付け水滴が落ちなくなるまで水を抜きます。
それをプラケ等に入れます。
オアシス以外では、ミニケースにティッシュを厚めに敷き、四隅を再度オアシスで説明させて頂いた大きさくらいになるまでティッシュで整形します。 出来上がったら霧吹きでティッシュがしっとりするくらい水を拭きかけます。
次に、瓶から前蛹または蛹を慎重に取り出します。
多少の振動は大丈夫ですから時間を掛けて慎重に取り出して下さい。
取り出した前蛹または蛹にはオガか着いていますので、そっといきを吹きかけて吹き飛ばして下さい。
最後に人口蛹室にそっと蛹を入れて処置完了です。
人口蛹室が乾いてきたら、ストロー等で人口蛹室部分に水を付けて下さい。
瓶底といっても、いろいろなパターンが有ることを覚えておいて下さいね。
ふぅ?、疲れた??(;^_^A アセアセ



