飼育コラム4

菌糸瓶にキノコが

「使用前の菌糸瓶にキノコの芽みたいのが出てきてしまった場合どう対処したら良いでしょうか?」
しばらくの間使用する予定がないならそのままの方が良いと思います。
ヒラタケ系のきのこは菌床表面に物理的な刺激があると芽が出来やすくなります。きのこの発生しやすい環境に置いてある瓶だと、きのこの芽を摘むと、その刺激で次々と芽が出来てくる事もあります!
幼虫を入れる場合は、キャップの通気口を塞ぐおそれがあるので取り除いて下さい。

「また、すぐに使わない瓶の保管に適した温度はどのくらいですか?」
きのこが発生しにくい温度は、常に5度以下または20度以上です。
短期間なら暖房設備のある飼育棚での保管もOKです。当然ですが分解は進みますので1ヶ月以上の保管は低温保存です。冷蔵庫の温度設定を低くして、なるべく開け閉めを避けて保管してください。
(庫内の冷却器付近は凍結することがあります。注意してください。)

きのこの種類や系統にもよりますが、一般に5度から15度の温度範囲で温度変化がある場合にきのこが発生してきます。また、物理的なショックや光の刺激でもきのこの芽が出来ます。
白色蛍光灯の光線の当たる部分が白くなるのはこのためです。真っ暗な場所で保管してください。(^^)

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菌糸瓶の樹種特性

クヌギはでかくなる、ブナは形がいいと一般的に言われていると思いますが、このテーマについては主観的な見解が多く、客観的なデータは存在しないかあるいは公表されていないのでは...
類推してみますか?

クワガタは生木(生オガ)をそのまま食えないので、きのこ菌や微生物に分解してもらってから食うわけですが、木(オガ)と同時に菌糸体や生成物を一緒に食うわけです。
エノキやブナは分解しやすく、特にブナは菌体量が多くなりますが栄養分はクヌギやナラの方が多いですよ。

栄養分は添加すればよいと言う考え方もありますが、きのこの短期栽培ならそれでよいのですが、長期間の飼育に使用することを考えると、木の栄養分をきのこ菌が酵素を分泌して分解すると言うことが重要であったりします。樹種によっては菌に対して阻害に働く物質を含んでいたりしますが、微量の場合には促進に働いたり、虫には有効であったり....

結局、どのオガコを使えばどうなると言えるような単純なことではないようですね。
人に聞いても、自分はこう思うとか、そんな気がすると言う答えしか返ってこないと思います。
「正解」を知っている人は、おそらく人に教えないでしょう!

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孵化から羽化をする期間ってなぜ様々

幼虫3令になりが蛹化するまで、成長期(体長、体重が著しく増加する期間)成熟期(体内に蓄えた栄養を蛹化するための栄養に変えていく期間)がを経ていきます。
成長期は大きくなるために菌床、マットをたくさん食べていきますが、食べたものを蛹化のための栄養素へ変えて行くにしたがい、体色は黄色へと変化をしていきます。黄色くなってきたと言うことは、有る程度成長の必要性が無くなってきていることになりますので大幅な体重の増加はなくなってきます。
単純には成長期を長く保てばより大きくなる事になり、孵化から羽化までは積算温度(孵化から成虫になるまでに必要な温度の総計)もたぶんに影響してきますので、高温で飼育をすれば早期に成熟→羽化をします。

また、ビン交換のタイミングも影響してきます。また、通常20g前後で♂70mmになりますが、成熟期間が短い、または床の水分が多いと、70mm以下で羽化をします。

細かく要因を挙げていくと、温度、飼育ツール、交換時期、個体差、容器の大きさ、孵化日、孵化からの期間、等々様々で、その一つ一つが重なって答えになってきます。

つまり、答えに行き着くまでの道筋は千差万別になります。
要因について一つ一つ細かく解説していくと、すごくなが~くなるので割愛させて頂きますが、自分の飼育環境にあった答えを時間をかけてゆっくりと見つけていくのも楽しいと思いますよ(^^)

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冬季の幼虫は

外国産のクワガタ/カブトのほとんどの種類が越冬能力がないために種類によって大きく異なりますが、5~20度の温度管理が必要になります。しかし、国産種の場合は、冬を乗り切るために体に変化をつけて越冬する能力があります。
幼虫の越冬時は、体内にある食べたものを排出して(食べてものが凍りやすいため)しまいます。
冬季に飼育温度を下げると、越冬体制にはいるためにせっかくため込んだ栄養分をいったん排出してしまいますので、春に再度吸収し直すことになります。

ですから、加温をした場合としない場合では、羽化をした場合の大きさに多少差が出てきます。(加温をした方が縮みが少ない)また、加温をした場合に季節感を幼虫が感じることが出来ず、蛹化のスイッチが入らず、通常人工飼育下では10ヶ月前後で羽化をしますが、1年以上幼虫のままで居続けたり、また羽化を出来ない場合も希にあります。
スイッチが入らない幼虫は、超大型に育った場合が多く、弊害と言うよりも致し方がない現象ともいえます。 
加温が出来る環境をご用意で出来き、これから飼育を続けていかれるのでしたら、国産、外産カブト/クワガタの飼育もお楽しみ頂ける環境にもなりますし、瓶交換のタイミングも一定して出来きます。

加温飼育をされる場合は、ヒーター、サーモの質が良いものをご用意頂けましたら観葉植物用のガラスケースがお勧めですが飼育容器は代用品で大丈夫です。
ヒーター、サーモ、ケースの質の良いものを揃えて頂くのがベストですが園芸用ケースを良いものにするよりも、ヒーター、サーモの質の方を重視されることをお勧め致します。

サーモ付きヒーター又はエアコンがお勧めですが、簡易的には、犬などの保温プレートを代用してケースの上からカバー等をかけて頂いても有る程度はOKです。
犬などの保温プレートを代用する場合は、プレートの過度温度上昇、保温ケース内の温度上昇に気をつけて調整してください。

種類や幼虫の状態によって変えていくのがベストですが、どれくらいの温度にすればいいのか迷うときは、国産、外産、幼虫、成虫を問わず23度位にしておくと良いと思います。

以前、越冬能力のない幼虫をご購入頂いた方に「暖かくしてくださいね」とお願いしてストーブの真上に置いちゃった方がいらっしゃいます(^^;
いくら暖かくと言っても限界がありますから気をつけて下さいね(^^)

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