飼育コラム3

産卵セット~産んでるの?

夏にかけて一番多く頂く質問が、国産オオクワガタ飼育で「産んでると思うんですけど?」「産卵セットの材は?」の2点なんです(^^)

■まず「材のセット」について
材はケースに出来るだけたくさん入れておいた方が良く産みます。と言うより、たくさん入れておくと♀の気に入った材に特に良く産みます。でも、1本では産まないかというとそう言ったこともありません。
産卵に適した材なら径7cm程の材1本でも5~10以上はちゃんと産みます。 材の向きを縦でも横でも斜めでも、材をマットで埋めても埋めなくても大きな差はでないと思います。


■セット後にでるカビについて
セット後にカビがでると心配ですよね。でも、冷静に考えると材を加湿して置いておけばカビがでてしまうのは 自然なことで防ぎようがありません。
カビは、♀が産卵行動に出るかバクテリアが材に繁殖すると自然に消えていきます。セット後2週間ほどの我慢なんですが、ひどい場合は、ティッシュ等で拭き取っておけば産卵には全く問題ないので安心していて大丈夫ですよ(^^)


■産んでいるか気になって。。
♀が材を削り出すと産んでいるのか気になってしょうがないですよね(^^;
材に削り痕が多くなり、1ヶ月もすれば幼虫を割り出すわけですからそのときに確認出来るのですが、セットから割出まで1~2ヶ月待たなくてはならない、この期間が我慢出来なくて。。。と(笑)
↑のご質問がほんと多いんです(^^) 産んでいるかを確認出来ればかなり安心出来ますよね!

どうしても待てない、と言う時には、1個だけ卵を採りだしてみませんか?
♀は材に3mm程の()のような形に穴を削り、そこに卵を産み付けた後、穴を埋め戻します。()マークの中がおが屑のようになっている場所を見つけたらその周辺をそっと削ってみて下さい。
卵か幼虫がいれば他に削ってある場所にも産んでいるはずですよ!(^^)v

卵で採りだしてしまった場合は、プリンカップにマットを堅く詰め、ポールペン等で穴を開けてその穴に卵をそっと入れておくと孵化が観察出来ます。(^^)  

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採卵方法って種類によって違うの

中級以上の方には「そんなこといまさら。。」って言われますが(^^;
このコーナー、初心者の方を対象に書かせて頂いています(^^)v
で。。。今回は、ほんとうに初心者の方からたくさん頂くご質問!!

『採卵方法って種類によって違うの?』
はい、違います!!オオクワガタは朽ちた木に産卵しますが、ノコギリクワガタやヒラタクワガタは、マットに良く産卵します。ですから、マットに良く産む種類は材の質よりもマットの質が需要になります。

では、どんなマットか良いかと言うと。。。。良く発酵して焦げ茶色になっているマット!! 暖家で販売しているマットでは、「ニューエッグマット」「スーパーエッグマット」「完熟発酵マット」になります。

ノコギリ、ミヤマ、ヒラタの場合のポイントは、マットをケース底5cm程をとにかく力一杯ガチガチに詰め込むことと、マットの深さを12cm以上にすることです。このセットで、交尾さえしていればまず産卵しますよ(^^)v

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夏期外出時は注意を !

普段屋内で飼育していて何も問題なく元気にしていても、外出時に屋内を閉め切ってしまうと想像以上に室内温度が上昇してしまいます。外出から帰ってきたら全滅。。。。なんてこともありますから、出来るだけ涼しい場所を探してそこに置いてあげて下さい。

どうしても高温になってしまう!と言う場合は、マットは乾燥させて、乾燥したマットがない時はティッシュ等を少しだけ霧吹きで水をかけて(くれぐれも少しだけね)マットの変わりにして下さい。
クリアシールドを使用している場合は外して、出来るだけ通気を確保して下さい。
意外かもしれませんが、高温よりも蒸れの方が危険です。

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菌糸瓶、マットの交換方法って?

幼虫飼育は、マット飼育、または菌糸瓶飼育が初心者の方にはお勧めになりますが、羽化をするまで育てるには2回~3回の交換が必要になります。

幼虫の入れ方、交換の仕方は下記ページを参考にしてください。

初心者の方で難しいのは交換のタイミングだと思います。
ベテランの方になりますと、幼虫の状態、飼育温度、マット・菌床(きんしょう)の状態等々から判断して交換をしていきますが、どうしても判断できない場合は、マット、菌糸瓶ともに2ヶ月半~3ヶ月を目安に交換をして頂くと良いと思います。

でも、もう少し丁寧な管理をしてみたい。と言う方には・・・

  • マットでしたら、初期状態(幼虫を入れる前)のマットの色、手触り、粒子の粗さ、を判断できるように練習してみてください。3ヶ月後のマットと明らかに異なっているはずです。
  • 菌糸瓶の場合は、白い部分がまだ食べていない場所になりますがこちらも初期状態と違っているはずです。また、白くなくなっている場所も、長期間飼育していた菌糸瓶と、早く茶色くなった菌糸瓶と違っているときもあります。↑の違いを判断できるようにしてみて下さい。

ちょっと難しいかもしれないので、じっくり時間をかけて判断出来るようにすればいいと思いますよ(^^)
無事に羽化をさせると言う意味では、難しいことを考えるよりまず、ふつうに3ヶ月を目安に交換していくことだと思います。

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あんなに夫婦仲が良かったのに。。。

♂♀仲良くしていたのにある日突然、片方が無惨な姿に。。といった悲しい出来事が希に起きます(>_<)
事故の原因と対策は主に下記になります。

  1. エサの取り合い。
    こちらは♀が死んでしまう事が多いです。
    1頭単独での飼育でしたらクワガタの場合は、2-3日(1ヶ月くらい無くても生きている事も多いです)エサが無くても元気で生きていますが複数飼育の場合は、エサの取り合いは当然起きてしまうので、エサ切れをしないようにして下さい。
  2. ♀の交尾拒否により♂が怒る。
    ♀は産卵するために十分な交尾をすませていれば交尾を拒否する事があります。交尾を拒否された♂は怒って♀を挟んでしまいます。ちょっと夢が無くなってしまいますが(^^;
    えさ皿の下に並んでいるのは仲が良いからではなく実は、♀は♂に守ってもらえるのでエサ場の確保が出来る。♀を囲い込んでおけば♂は自分の遺伝子を残す事が出来る、と言う理由だと私は考えています。同居を続ける場合は、マットを深く、ケースを大きくして♀が雄から遠ざかる事が出来るスペースが必要になります。
  3. ♀のタンパク質不足
    産卵をしている♀はタンパク質が不足してきます。
    身近なタンパク質は♂になりますので腹部から攻撃して雄を食べてしまいます。
    かなり悲惨な画像です。。参考のためにあえて公開しますが、ご覧頂くことをお勧め致しません。。
ちょっと残酷な気もしますが、その大元には自分の子孫を少しでも多く残したいという本能からです。
そこまでして残した子たちですから、僕たち飼育する人間は大切に飼育してあげたいと思いませんか?(^^)

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