蛹室完成直後に幼虫が死んでしまった
というご連絡を頂きました。 蛹室を作っている画像を良く拝見させて頂きましたが、交換時期、菌床の状態、蛹室の位置から判断して、ガスによる事故の可能性がかなり大きいと思います。- 交換直後なので、幼虫が菌床を食っていなく菌糸に活力がある。
- 蛹室を作る場所を探すために活力のある菌糸を切断した。
- ガスの溜まりやすい瓶上部に蛹室を作ってしまった。
菌糸に活力がある状態で瓶を交換すると、幼虫が切断した菌糸を再生しようと菌床が活動します。そのときに出るガスが幼虫を暴れさせたり、死亡させたりします。大きな幼虫を交換後は、交換後2週間くらいは蓋を取り、菌糸の再生活動が完全に終了するまでキッチンペーパー等を当てておくと解決できることが多いようです。
再生期間中に蛹室を作った場合は、羽化まで蓋をしない場合が私は多いです。
菌糸瓶飼育では、同じ容器の中で2つの生き物を育ていていると言うことを考えると色々な問題も解決することが出来ます(^^)
精子競争に於いて甲虫類は後先どちらが優位か?
受精の原理(精子ストック、産卵直前受精)をご存知であれば、想像できると思いますが、後に交尾したオスの精子が受精に使われる度合いをP2(0~1の範囲を取る)値と言い ますが、甲虫では種によってかなり異なりますが0.5~0.9くらいです。したがって、後に交尾したオスの精子が受精にやや有利ですが、(後のオスと先のオスとの)精子混合がかなり生じているのだと思います。
詳しくは、以下の論文を見てください。そして、和訳して私にもちょうだいキャハキャハ!!(^Q^)/゛
Simmons, L.W. and M.T. Siva-Jothy 1998. Sperm competition in insects:
mechanisms and the potential for selection. In Sperm Competition and Sexual
Selection (eds. T.R. Birkhead and A.P. Moller), Academic Press, Sandiego.
上記全文、以前ある方から頂いたメールの内容です。興味深い内容でしたのでストックしていました。
私はアホなので(笑)英文部分を和訳することが出来ません。誰か和訳してご連絡下さるとムッチャ嬉しいです。
上記英文を和訳して頂きました
親切な方から上記の英文を和訳したメールを頂きました。内容は下記の通りです。「シモンズ、L.W.およびm.t.シヴァ=Jothy 1998年。 昆虫中の精液競争:メカニズムおよび選択の可能性。 精液競争および雌雄選択、学術的な出版(Sandiego) (編集者T.R.BirkheadおよびA.P.Moller)で。」
精液競争については何もかかれていなかったんですね。英文が読めたらこの本を探して読んでみたいと思いますが私には無理なようです..残念です。
ご親切に和訳のメールを送って頂いた方に感謝致しますm(__)m
お手数をおかけ致しました。
諦めちゃいけないカブトの交尾
更新ペースが遅くなってきた...週一ペースは目の前か??(^^ゞポリポリ
カブトは、精子ストックが少ないせいか(本当の理由は?)たくさん採卵するためには再交尾が必要!
当然だけど、ブリードものなら交尾は絶対に必要!
しかし、♂が極端に小さい、符節が欠損等の理由で♀を押さえることが出来ない、交尾器が届かないために交尾が出来ないなんて事もあります。
まあ、こんな♂は入手しないのが一番良いのですが、少ない予算で入手することが出来たり(当店でもリストには載せずにストックしてあるときもあるので問い合わせてみて下さいませ)、ブリードした個体が運悪く上記状態だったりすることも有るわけで.....じゃぁどうするか?
交尾に手を貸してあげればいいんですね。
♀の頭部を押さえつけておとなしくしておき、♂を近づければ♂は交尾を試みようとしますとします。
しばらく様子を見て♂が交尾器を出すようになったとき♀の○○に合わせてあげるとすんなり成功することが多いです。
もともと、交尾の体勢をとれない♂ですから交尾器が外れないように♀をおさえるなり♂を支えてあげるなりしないとまた外れてしまいますので注意が必要です。
巧く入ったときは「おぉぉぉ!!」と妙に感動してしまいますが、変態と思われないようにこっそり行うのがポイントになります(爆)
○○と△△の位置を合わせるのに覗き込む姿は、決して他人には見せてはいけません(〇o〇;)
菌糸瓶の話が連発
宣伝になってしまうかもしれませんが、菌糸瓶について一言..
- 菌糸瓶飼育で、一番大切なのは、大切な幼虫が☆しないことだと思います。
- 次に、きちんと管理していれば、最低70mm前後で羽化する。(国産の話ネ)
- 条件さえ揃えば、80mmが狙える! と言うことだと思います。
菌糸と言うのは、一番好むのはオガではなくて、添加剤です。
添加剤を多めにする!と言うことはクワガタは、添加剤と菌糸のみでブクブクと太っていきます。
なぜか?
菌糸が添加剤のみで発達してオガを分解するのが遅くなるからです。添加剤のみで菌糸を発達させるのでなく、オガをきちんと分解させて発達させることによって、幼虫に菌糸・オガを食わせることが出来ます。(菌床ブロックとして出荷されているものに添加剤を加えることとは意味が異なります)幼虫の成長に合わせて、菌糸を発達させるために、添加剤と種菌の選択・配合が重要になります。
水分量についても、極端に少なくすれば、菌糸が発達しませんし幼虫も大きくなりません。また、多すぎれば皆さんご存じのように、羽化不全の原因になります。
成長と安全の限界点まで落とすには、知識と技術が必要です。菌糸瓶をただ単純に作れる!と言うだけでは、大切な幼虫に優しい菌糸瓶は作れないと思います。菌糸ビンを作るメーカー自身がクワ飼育が好きだからこそ、幼虫に優しい菌糸瓶を作ることが出来ると思います。当然、しっかりとした知識と設備が必要です。
それらをクリアしたのが、オークス瓶です!と宣伝はここまでで、次回からは、菌糸瓶(菌床)についての話が続きます。
詰め替え用菌床ブロック
詰め替え直後の菌床は菌糸がズタズタに切断されてしまいます。
再生までには詰め替え後数日から1週間ほどかかります。
その間は多量の酸素が必要で、この時期に幼虫を入れるとビンのサイズ、幼虫の大きさによっては酸欠になる可能性があります。特に急いで幼虫を入れる理由がなければ1週間は待った方がいいです。
菌糸が再生してくると菌の呼吸は次第に落ち着いてきます。早く菌糸の呼吸を抑えたい場合は、菌糸が再生してきたら1日冷蔵庫に入れておきます。翌日常温に戻しても、菌糸の呼吸は落ち着いています。大きな幼虫を投入直後も菌糸の切断量が多くなりますので酸欠に注意が必要になります。
飼育の結果は、詰め替え後しばらく置いたビンの方が成績が良いようです。
↑、飼育状況(目的に合わせる)、初2令幼虫を投入後、半年先に交換を予定するのか、3ヶ月で交換を予定するのか3令成長期の幼虫を投入(消化吸収の良い状態の菌床)、成熟期の幼虫を投入(交換のショックを軽減するために出来るだけ交換せずに羽化まで引っ張りたい)等々目的によって、菌床の状態を使い分ける必要があると考えています。(具体的な説明は超長くなるので考えてみて下さい(^^) )
次回、これからの季節菌床飼育につきものの?「キノコが出て困る」です。




